2012年11月23日金曜日
毒
毒を飲むと死ぬけど
毒を加減すれば麻酔になる
痛みを感じずに悪いところを治療出来るから
麻酔は優しさである
毒は優しさに成り得るのだ
そして
優しさは毒でもあるのだ
逆もまた真なり。
麻酔の加減は難しい
病院だって患者は手術前に誓約書にサインをする
0.01%の確率で死ぬ可能性がある旨を了承するのだ
麻酔が多ければ死ぬし
目が開いても意識がないこともある
副作用が出ることもあるし
足りないで腹を切れば痛いしやっぱり死ぬこともあるだろう
それとは別に
赤ちゃんを産むとき
麻酔を出来るだけ使わなかったりして
経験したことの無い痛みの中
身体を内側から裂いて出てくる
赤ちゃんの命も自分の命もかけなければいけない戦いで
だからあんなに
なんか いろいろすごいんだと思う
毒も優しさも渾然となって
もうなにもわからないだろう
母親も子も
なにが優しさでなにが毒か
もうなにもわからないだろう
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