2008年12月16日火曜日

ちこちこと


人もそうなのかもしれないけど
私は無心で淡々と作業をしているとき
生きているうちに浮かぶ
他愛も無い出来事に思いを馳せているようで

箒で床を掃いている時とか
海老の背わたを取っている時とか

カフェベローチェが好きなんですが
ベロでパソコンを広げ
ちこちこと画像の切り抜きをやっていて
なんでか思い浮かんだのは
1年近く前に亡くなった写真家のこと

出会ったのは私が18、19歳くらいで
今考えると彼は20代後半にさしかかった
くらいだったのでしょうが
おじさんだと思ってました
身体が大きくてボウズで
見た目がまんまお坊さんでした

1ヶ月に1回、1年間 写真を発表すると
いうことをやってらして
その途中の時期に出会ったと思います

2、3度一緒の場でお酒を飲んだと思いますが

さっき思い出していたのは別のこと

もうよく思い出せないのですが
新たに個展をするんだと聞き、
冬の夜 ひとりで品川とかそっちの方に
降りたことも行ったことも無い場所を目指して
えっちら歩きました

外は真っ暗で
初めての東京の冬は寒くて
知らない場所をひとりで歩いていて
握りしめたDMしか情報が無くて
なぜか人通りがなくて

これもイメージの中だけなのかもしれませんが
突然 
白熱灯の光が明るく暖かい
きれいな建物があって
そこで彼が展示をしていたのでした

四国巡礼か、そうではなくただ四国を
歩いて撮ったものだったか…
1、2点ほど別に何を写してる訳じゃないのに
怖い と思う写真があって
何か見えてたのかな… そういう人だったみたいで

そのとき何を話したか覚えてないんだけど

なぜかあのときのことを思い出してた

馬鹿みたいな話かもしれないけど
誰かと仲違いしたまま死にたくないな
と思う

お坊さん、仲良くしてくれてありがとう。
おやすみなさい。


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